物件探しに役立つ!㎡・坪数・畳数の楽々変換

不動産を探す時、インターネットやチラシ、物件資料などで、土地や建物の広さを「㎡」と「坪数」両方表示してくれている場合と、どちらかだけということはよくあります。

このコラムでは、「㎡」と「坪数」の変換式をお伝えしますので、いつでもご自分が知りたい単位に変換できるように覚えておきましょう。

【コラムニスト】

不動産コンサルタント 黒田健一

「㎡」⇔「坪数」楽々変換式

基礎知識として・・・

1坪=3.30578㎡  1㎡=0.3025坪 です。


◆「㎡」から「坪数」へ変換するには・・・

坪数=㎡×0.3025

例) 100㎡を坪数に変換すると・・・ 100㎡×0.3025=30.25坪


「坪数」から「㎡」へ変換するには・・・

㎡=坪数÷0.3025

例) 40坪を㎡に変換すると・・・ 40坪÷0.3025=132.23㎡


※ちなみに、不動産では概ね小数点第2位までを表示することになっているので、小数点第3位以下は切り捨てということがほとんどです。

坪単価の楽々計算式

坪単価を出す時に、「㎡」表記のみだと、一旦坪数に変換してから計算するのが普通ですが、ちょっと面倒ですよね。

例えば

価格6,000万円で広さ100㎡の土地の坪単価を出す場合・・・

(1)100㎡×0.3025=30.25坪

(2)6,000万円÷30.25坪=坪単価198万円


先ほどの楽々変換式で「㎡」から「坪数」への変換は0.3025で割ればよいので、一気に計算するには・・

6,000万円÷100㎡÷0.3025=198万円

という式で出せます。

坪単価=価格÷㎡数÷0.3025

これは覚えておくと大変便利です。

「㎡」を「畳数」に変換するには

最後に、もう一つの広さの単位の「畳数」について、厳密には、畳の大きさも京間とか江戸間など、地方によって若干違うのですが、不動産公正取引協議会が定めた不動産広告などの基準によると、1畳は「1.62㎡以上の広さがあるという意味で用いる」ことになっています。

お部屋の広さを「㎡」で表示しているケースがたまにあるのですが、そういった時には

畳数=㎡数÷1.62

で計算できます。

この1畳=1.62㎡というのも、できれば0.3025と一緒に覚えておくと便利です。

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